アイカレ-17.2-
校門の前で私達は凄いスピードで
話をしていたから、人が沢山見ていた。



見ないでよ、見物集じゃないんだから。





私は梓を引張って屋上へと向かった。





屋上につく頃には、梓の涙が止まってた。




「何で、梓泣いてたの?」




「え…、だって…その…まぁ、ね。」




曖昧な返事。





「答えたくなかっら答えなくて
 大丈夫だよ!!」


私は梓の背中をポンッと叩き
屋上を後にした。





「ごめんね…め、い…。」




梓の小さな声にも気づかずに。

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