アイカレ-17.2-
梓の家の前に着き、息を整えてから
インターホンを押す。



『はい。』


いつもと変わらない梓の声。



「…芽衣です。」




『…今開けるね。』




梓はすんなりとドアを開けた。




「お邪魔します…
 梓、ごめんっ。」


家に入るなり私はすぐに梓に
誤った。




「何で、芽衣謝ってるの?」



…本当は分かってるでしょ
…自分自身が一番理解してるでしょ?




「…ごめん…。」




私はただ、ただ謝り続けた。



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