アイカレ-17.2-
「芽衣?」



ねぇ…。



なんで…なんで好きって言ったの。






あの“好き”は嘘なんでしょ?





「あ……あはは。ごめんごめん。」


私はさっき落とした鞄を拾って
、また歩き出した。







「芽衣…?」



ごめん、梓。




「芽衣…。どうしたの…?」



「どうもしてないよ?」


無理やり笑顔を作る。




「あっ。」




ヤメて。


梓…気づかないで…。












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