アイカレ-17.2-
「…中に入っていいかな?」




沈黙の中、私は梓に聞いた。



「うん。」



許可を貰い、2階にある梓の
部屋に足を動かせた。





階段を上がろうとした瞬間だった。






「ダメッ。」




梓が大きい声で私にどったんだ。






「…何?」




…いつもなら入れてくれるのに。




「ほ、ほら!!クーラー付けてないし
 暑いじゃん?リビング付けっぱなし
 だから、リビングにしよう、よ。
 ね?」






「…あぁ、うん。」



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