アイカレ-17.2-
ディスプレイには“梓”と表示。




「…もしもし。」




『──め、い。藍は大丈夫!?』



答えないと思ったんだろう。
私が電話に出て、吃驚している様子。





「うん…今から先生に藍の事話して
 もらうから…。又、梓に言うね。」



『…話さなくても、分かってるから…。』



その言葉に少し吃驚した。



何で、梓が知ってるの?




「…」


何もいえなくて、私は黙っていた。



『何処の病院?私も今から行く!』



-梓が居た方がいいよね。




「…岡崎病院…。」



『分かった!待ってて!』



と言ってから電話がブツンと切れた。

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