アイカレ-17.2-
第8章/
カルテを軽く叩きながらいう。
「…小学校1年のときに離婚したんです。
私が父、藍が母に引き取られて。」
冷静に、目を瞑って話す梓。
「…そうか…。」
確かに、藍は以前“一人っ子なんだよね-”
と悲しそうな顔をしながら言った。
-あの時は。
きっと、一人っ子っていうのが寂しくて
悲しい顔をしたんだと思ってた。
でも、今なら分かるかもしれない。
もし、本当に梓が。
藍の妹なら…─
私はきっと二人に影で嘲笑われて
いたんだ、きっと、。
きっと。
「…小学校1年のときに離婚したんです。
私が父、藍が母に引き取られて。」
冷静に、目を瞑って話す梓。
「…そうか…。」
確かに、藍は以前“一人っ子なんだよね-”
と悲しそうな顔をしながら言った。
-あの時は。
きっと、一人っ子っていうのが寂しくて
悲しい顔をしたんだと思ってた。
でも、今なら分かるかもしれない。
もし、本当に梓が。
藍の妹なら…─
私はきっと二人に影で嘲笑われて
いたんだ、きっと、。
きっと。