last love









は?

まぢ勘弁。

丸岡中ん中とか死んでも行きたくない。






「ほら、玲衣ちゃん行こー」






中々その場から動こうとしないあたしの手をもう1人の金髪の男が掴んだ。







  …痛いくらいに。






   まぢゃだ






「触ん…」


「いやー玲衣遅くなってごめんごめん!」






場違いの言葉が聞こえたのはあたしが金髪に抵抗した時だった。





この低い声、
もしかして…






「……景介…?」


「あれあれ?玲衣に何してくれちゃってんですか」






景介は真面目とは言えない顔で茶髪と金髪に言う。





それは


喧嘩を売るように。






「あ?つーかお前誰だよ?」





金髪が景介の胸ぐらを掴んで言う。









景介はそう言われた瞬間、あたしを抱き寄せた。
あたしのほっぺと景介のほっぺがくっついた時に






「分かんねーの?♪」






笑ってそう言った景介。
















< 32 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop