last love
は?
まぢ勘弁。
丸岡中ん中とか死んでも行きたくない。
「ほら、玲衣ちゃん行こー」
中々その場から動こうとしないあたしの手をもう1人の金髪の男が掴んだ。
…痛いくらいに。
まぢゃだ
「触ん…」
「いやー玲衣遅くなってごめんごめん!」
場違いの言葉が聞こえたのはあたしが金髪に抵抗した時だった。
この低い声、
もしかして…
「……景介…?」
「あれあれ?玲衣に何してくれちゃってんですか」
景介は真面目とは言えない顔で茶髪と金髪に言う。
それは
喧嘩を売るように。
「あ?つーかお前誰だよ?」
金髪が景介の胸ぐらを掴んで言う。
景介はそう言われた瞬間、あたしを抱き寄せた。
あたしのほっぺと景介のほっぺがくっついた時に
「分かんねーの?♪」
笑ってそう言った景介。