last love
Summer
└テスト
時は過ぎもう、7月。
近頃段々暑くなってきた。
あたしたちはいつものめんばーで昼休み、また屋上に来ていた。
「あー早く夏休みになんねーかな」
そう呟いたのは佑輝。
「確かに。てか明日テストじゃーん(笑)」
苦笑いしながら言う雅。
「まっ、俺天才だからテストなんて余裕的な?」
得意げに言う景介に
皆が冷たい視線を送った。
「あたしのが天才ですけど」
あたしがフッと笑って景介に言うと
「なに、この俺に勝とうってか」
「あったりまえ」
「言ったな?勝負だ」
「フッ、望むところだしー」
いつもの景介とあたしの言い合いに
皆は「ったくこの2人は‥」
という呆れた目で見ていた。