last love
「景介」
未だ屋上の扉の所で呆然と立っているあたしたち。
沈黙を破ったのは雅。
「なんだよ雅」
「ちょっと来い」
雅が手招きすると
「んだよ、だりぃ」
と言いながらこっちに来た。
「あんた何考えてんの?」
ここから、雅の活躍、聞いてください。
「なにが?」
「なに『これからも一緒に食べる』とか言っちゃってんの?」
「仕方ねーだろ?真結がねだって来んだから。」
「へぇ?あいつに逆らえないんだ?男なのに?だっせー」
「ち、ちげーよばか!そんなんじゃな…」
「うちらの気持ちだって考えろよ」
「なんだよ?いやなのか?」
「うん」
「んなの知らねーよ。そんじゃお前らが真結に言えよ」
「なんであたしたちが言わなきゃいけないの」
「だってお前らいやなんだろ」
「やだ」
「たからお前らが言ってこい」
「だっせー」
「あ?」
「やっぱ逆らえれないんだな。まぢだっせー」
「だからち…」
「じゃあお前言って来い」
雅おつかれさまです。
景介は止まった。