離れないで



「あぁっ…」

勝手に声が出る。


怖かった。

自分が壊れそうだった。




「やべぇ」

そう言う恭平は
もう最初の頃の
恭平ではなかった。




二人の乱れた息遣いだけが
部屋に響く。



そして、あたし達は
ひとつになった。



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