離れないで


恵理香が家に着いた時
あたしはだいぶ落ち着いていた。


「何も食べてないでしょ?」

そう言って恵理香は
あたしにおにぎりをくれた。


「ありがと」


その夜、あたしと恵理香は
そこらへんをさまよった。



コンビニでお酒と
タバコを買って
少し離れた公園に行った。


そこで全てを話した。


最初から恭平は
体目的だったみたいだと



恵理香はまるで
自分のことのように
キレてくれた。


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