離れないで


ある日


夜にあたしは
洗濯物をたたんでいた。


すると、いつものように
恭平がやってきた。


「よっ」

「恭平だぁ!」


恭平は来るなり
あたしを抱きしめる。


「ちょ、恭平。
まだダメ!」


この頃の恭平は
毎回あたしの体を触っていた。


そういう経験がなかった
あたしは戸惑ったけど
付き合うって
こういうものだと思った。


だから最初の頃は
嫌がったりしなかった。


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