☆恋愛さらだ☆
静かな夜のアパート。


錆びた鉄の階段を、一段一段上って行く。



「大丈夫?」

「あっ、はい…。」



彼女を気にかけながら、部屋の鍵穴を回す。


そういえば、まだ名前を知らない。



部屋に入ったら、聞こう…。



「どうぞ。」

「…おじゃまします。」



そんな事を考えながら、彼女を部屋へ入れた。




< 24 / 36 >

この作品をシェア

pagetop