☆恋愛さらだ☆


キーンコーンカーンコーン♪



チャイムと共に、クラスから一斉に人がいなくなる昼休み。


あたしは、ドキドキしながら一人机に座った。



な、なんなんだろ…?

呼び出しってことは…
やっぱりなにか悪いこと?!



「あ、いたいた。花菜ー。」



ドキンっ!

やばい、優子の声が怖いよ~。
やっぱり、悪いことだよね?


『…は、はい。』

「そんな青ざめた顔、しないでよ~!!」



あたしの顔を見るなり、またまた爆笑する優子。


だって、怖かったんだから仕方ないでしょーっ!



「はあ、花菜ってほんと楽しいわ。ほら、ちょっと来て。」

『う、うん。』



優子はあたしの手を優しく握って、廊下に連れ出した。



『…ぇ。』



廊下にでると、坊主の男の子がソワソワしながら立ってた。


…これってもしや…
もしかしたら…の、もしかしたら?

アドレス…あたしにききにきた的な!?!?



「坂下、広田さん連れてきたよ。自分で話しな。」



やっぱり、やっぱりだあ~!

あたしにも来たのね、モテ期…

うふふふふ……………。



「あの、さ。」

『はっ、はいっ。』


キタ~!!!!!



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