君が教えてくれたこと。
「もうすぐ家に着きますね〜」
何だか嬉しそうに、由実は言った。


「お前、何で嬉しそうなんだよ」


「だって、琉菜先輩の家に行くの初めてですから♪」


「たく…ガキじゃあるまいし…」
「まぁ、まぁ、いいじゃないの」



暗い道を、一定の距離で街灯がボンヤリと私達を照らしている。



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