君が教えてくれたこと。
「け…警察呼びますよ!?」

震える声で、由実は洋介に叫んだ。


「ケーサツ?誰が…、僕が何で」


「住居不法侵入の疑いでだよっ!!」


敦子は、睨みつけながら洋介の質問に答えると、相手は楽しそうに笑いながら返事を返した。


「あはははは、君達、頭おかしいんじゃないの?ちゃんと管理人さんの許可は得てるし、僕は琉菜の彼氏だから、住居不法侵入の罪なんて問われないんだよ?」


人を馬鹿にするような笑い方で、ケラケラとお腹を抱えている。


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