君が教えてくれたこと。
「琉菜…!!」


僕は、靴を履くのも忘れて彼女を追いかけたが、追いつかなかった。



「るな………」


その場に座り込んで泣いた、女々しいくらい泣きまくった。



くそ、くそ、くそ…



琉菜は、あんな風になったのは、
僕のせいじゃない。

僕は正しかったはずだ。悪いのは琉菜…君だよ。



ーだから琉菜は、絶対に戻ってくるはずさ。



絶対にーー



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