恋人は冷血鬼畜彼氏!?
その彼氏、冷血。
「須納 咲哉!」
「なに。」
「好き!」
「ふぅん。」
「付き合って!」
「どっちでもいいや。」
「咲哉君が決めなきゃ意味ないでしょーが!」
「知ってる。」
「こんのっ……!」
こんにちは、皆さん。
沿道 春、17歳。
今現在、入学してからずっと好きで好きでしかたなかった超美形な、須納 咲哉君に告白中なのですが……
この人は人の話をまったく聞いてません。
さっきから『ふぅん。』とかしか言わないし
ポケットに手を突っ込んでどっか見てやがるし…
さっきから話が全然進まない…
こんなんじゃ拉致があかないっての!
< 1 / 2 >