ハツコイ
私がタオルを濡らして戻ると、何やらざわざわしていた。
「何かあったの?」
同期の部員に声をかける
「部員同士の激しい接触があって、その後ろにゆき先輩が…」
「えっ!?」
よく見ると、ゆき先輩が足を押さえていた
私は慌てて駆け寄り
「大丈夫ですか?」
と声をかけた
「うん!でも足捻っちゃったみたい…」
先輩の足は赤く腫れ上がっていた
「ごめんな、ゆき」
健人先輩がやってきた
手にはシップが。
えっ…?
ごめんな…?
「健人がぶつかったんだよ」
よく分からない私に
大地先輩が説明してくれた
健人先輩が…
「吉永!俺こいつ連れて保健室いってくるから、頼んだ!」
「あっ、はい!」
ゆき先輩の手をひきながら、足に負担がかからないように支えている先輩。
いや、怪我だからさ!
仕方ないんだよ!
…でも、さ…
あんなにくっつかなくてもいいじゃん
とか思ってしまった私は
なんて先輩不孝なんだろう
頭の中では分かってるんだよ?
でも心がついていけない
二人の後ろ姿を見ながら
私は自分の気持ちを再確認した
多分私はこの時気付いていたかもしれない
自分が辛い恋の、
入り口にたっていた事をー…
「何かあったの?」
同期の部員に声をかける
「部員同士の激しい接触があって、その後ろにゆき先輩が…」
「えっ!?」
よく見ると、ゆき先輩が足を押さえていた
私は慌てて駆け寄り
「大丈夫ですか?」
と声をかけた
「うん!でも足捻っちゃったみたい…」
先輩の足は赤く腫れ上がっていた
「ごめんな、ゆき」
健人先輩がやってきた
手にはシップが。
えっ…?
ごめんな…?
「健人がぶつかったんだよ」
よく分からない私に
大地先輩が説明してくれた
健人先輩が…
「吉永!俺こいつ連れて保健室いってくるから、頼んだ!」
「あっ、はい!」
ゆき先輩の手をひきながら、足に負担がかからないように支えている先輩。
いや、怪我だからさ!
仕方ないんだよ!
…でも、さ…
あんなにくっつかなくてもいいじゃん
とか思ってしまった私は
なんて先輩不孝なんだろう
頭の中では分かってるんだよ?
でも心がついていけない
二人の後ろ姿を見ながら
私は自分の気持ちを再確認した
多分私はこの時気付いていたかもしれない
自分が辛い恋の、
入り口にたっていた事をー…