ハツコイ
「先輩…っつ…」


またクラ〜っとなってしまった。

あー本当にやばい…


「大丈夫か?ほら、横になって寝とけ。顧問には俺から言っとくから。お前今日は休みな!」


先輩は氷水につけたタオルを
私の額の上にのせてくれた

起きた時もそうだった

冷たかったタオルー…


もしかしてずっと先輩が、そばで看病してくれたのかなあ?


「あの…」


「じゃあ俺行くわ!ゆっくり休めよ」


「あ…はい…」


バタンと扉が閉まる。

お礼…言えなかったな…
< 43 / 208 >

この作品をシェア

pagetop