ハツコイ
数分後…
やっと落ち着いた。
先輩は何も言わずただ側にいてくれた
「先輩…返事…聞いてもいいですか?」
私は意を決して先輩に聞く
先輩は頷き、あえて私の目をみらず前を向きながら話す
「俺は…吉永の事は大切だ。…けど、それはマネージャーとして、だ。部員達も今頑張ってるし、チームの雰囲気も壊したくない。だから…お前とは付き合えない」
最後はしっかり私の目をみて言った先輩
「はい…。これからは…マネージャーとして先輩を…支えます…。ありがとうございました」
泣きそうになったけれど必死にこらえた
だって先輩が苦しむから
優しい先輩だから…
きっぱり言ってくれたんだよね。
お前とは付き合えないって。
ありがとうー…
「それじゃあ私、いきますね!!」
先輩に笑顔をみせ走りだす。
私後悔はしてないよ
けど少し涙が出るだけ。
明日は笑うからー
今日だけは泣いてもいいですか…