ハツコイ
ゆき先輩は凄いや

私なんか普通に接する事なんてできないよ


先輩がダメだったもん
私がOKされる訳ないよね

「吉永。試合の確認だけど…お前初めてだから説明する。時間ないから教室行きながら」


「はい」


前は健人先輩と二人きりだとたまらなく嬉しかったのに

なんだろう、この複雑な気持ちは。


ゆき先輩は私と健人先輩を見て、ニコッと笑った

それから教室までの道のりを健人先輩と歩いた


大会の説明を一生懸命してくれる健人先輩に
まだときめく自分がいた
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