ハツコイ
その一言に目を開ける

目の前には私を庇いながら大地先輩がたっていた

「健人がこんな事するような人達と付き合うわけないじゃん。だから相手にされないんだよ。そっちこそ自分の立場をわきまえたら?」

優しく笑いながら言う大地先輩

でもいつもの笑顔とは明らかに違う


「な…大地までこの子の事庇うの?」


え…?大地先輩までって?


「…健人も…この子には手を出すなって…ただのマネージャーだからって言ってた!けど…」


泣きながら話す女の先輩

泣きたいのはこっちだよ…


「健人が?」


大地先輩が不思議そうな顔をして問う


「…この子を呼び出した後、健人が私達のところにやってきたの」


あ!私が告白の返事を聞いた日だ!

…あの後健人先輩…

話にいったんだ…
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