ハツコイ

痛みが少し引いたので先輩を中に案内する

リビングに通してソファーに座るように言ったが先輩はすぐに帰るから、と言って座らなかった


「ごめんな…俺のせいで」

その瞬間、先輩は全て知ってるって思った

この傷…健人先輩のファンにやられたって事


知ってて…来てくれたんだ


「先輩のせいじゃないです」


傷口が開かない程度に笑う

ギュッー…


「え…?」
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