ハツコイ

先輩は優しく私を抱きしめると

「俺…彼女とかつくらなかったんだ。部活で精一杯だったしな。けど…お前なら……。初めて付き合うのは…お前がいいって思ったんだ。」


「それって…」


「俺と付き合ってくれ」

私が先輩の顔を見ようとすると、恥ずかしいから見るな…

そう言われて抱きしめる腕に力が入った


「いたっ…」


先輩は慌てて私を引き離し大丈夫か!?と問う


そんな先輩の顔は真っ赤だった…


「先輩…」


あぁ…こんなにも愛しいよ

体中で好きっていってるみたい


「付き合って…くれるか?」


私は頷く。

先輩は携帯を取り出し、赤外線でデータを交換した

その後先輩はすぐに帰って行ってしまった
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