儚花火
「そうか…」
「うん」
とりあえず、喜んではくれたらしい。
嬉しそうに笑ってくれたから。
その後獅兎はあたしを下ろして、庭に直接片膝をついた。
「それなら、誓う」
「ふぇ?」
「この鈴にかけて。祈雨が俺に離れろと言わない限り、俺はお前の傍に在り続けよう」
一回だけあたしが首につけた鈴に唇をあてて、離した。
リン
少し鈍い音がした。
よく分かんないけど。
「ほんと??ずっと一緒にいてくれるの?」
「あぁ。鈴をくれた者が主だ。俺はお前を愛し続ける」
「うん」
とりあえず、喜んではくれたらしい。
嬉しそうに笑ってくれたから。
その後獅兎はあたしを下ろして、庭に直接片膝をついた。
「それなら、誓う」
「ふぇ?」
「この鈴にかけて。祈雨が俺に離れろと言わない限り、俺はお前の傍に在り続けよう」
一回だけあたしが首につけた鈴に唇をあてて、離した。
リン
少し鈍い音がした。
よく分かんないけど。
「ほんと??ずっと一緒にいてくれるの?」
「あぁ。鈴をくれた者が主だ。俺はお前を愛し続ける」