なんでも屋 神…第二幕
「秀太〜久しぶり。何か、そうやってデスクに座ってると、若社長みたいじゃないの!記念に写真撮ってやる。」
…俺には深い溜め息が、風牙には戸惑いと驚きが、そして秀太は狐に摘まれたような表情で、背中を椅子の背凭れに張り付けた。
「おい神…此奴マコだよな?」
秀太の力無い人差し指がマコを指そうとした瞬間、デジカメのフラッシュで秀太の表情にくっきりとした陰影が映し出される。
急に入ってきたマコの事を説明し終え、事務所を後にしようとした時、偶然思い出した一葉とお揃いのシャツを再注文して、事務所のドアに手を掛けた。
「神さん、今度は薔薇をモチーフにした、ネックレスのトップを作ろうと思ってるんですよ。どうですかね?」
…俺には深い溜め息が、風牙には戸惑いと驚きが、そして秀太は狐に摘まれたような表情で、背中を椅子の背凭れに張り付けた。
「おい神…此奴マコだよな?」
秀太の力無い人差し指がマコを指そうとした瞬間、デジカメのフラッシュで秀太の表情にくっきりとした陰影が映し出される。
急に入ってきたマコの事を説明し終え、事務所を後にしようとした時、偶然思い出した一葉とお揃いのシャツを再注文して、事務所のドアに手を掛けた。
「神さん、今度は薔薇をモチーフにした、ネックレスのトップを作ろうと思ってるんですよ。どうですかね?」