なんでも屋 神…第二幕
「よっ、お待たせ。」




危険が無く済んだ事で、俺は気分良く事務所のドアを開いたが、其処には不機嫌さが止まないマコが居た。



「ちょっと神!アンタのお陰で掻かなくていい恥掻いちゃったじゃないの!」



…どうやら、門前払いにも近かった金城の対応が気に食わないらしい。



しかし、数時間前の事にも関わらず、未だヒートアップしてるとは…。



「やっぱり、モデルってのが無理有ったんじゃない?」



俺の火に油を注ぐ発言に、思わず口を強くへの字に結ぶマコ…やれやれ、この様子じゃ機嫌が直るまでは当分時間が掛かるかな…。
< 234 / 344 >

この作品をシェア

pagetop