なんでも屋 神…第二幕
最近はホームレス同士の争いも少なく無く、近くのテントに住む数人で班を組み、他の者が日銭を稼ぎに言っている間は、一人が見張りをすると言うスタイルになってきている。
そうしなければ、留守を狙って少額の金銭や食料を奪う輩が急増してしまうのだ。
暫く日の当たらないベンチで大さんを待っていると、遠くの方から小枝程しか無い腕を目一杯振りながら大さんがやって来た。
相変わらず、力を込めたら悲鳴をあげそうなぐらい、骨が透けて見える程に痩せ細っている大さん。
「やぁやぁ神君、近々来るとは思っとったよ。古川が行ったんじゃろ?」
そうしなければ、留守を狙って少額の金銭や食料を奪う輩が急増してしまうのだ。
暫く日の当たらないベンチで大さんを待っていると、遠くの方から小枝程しか無い腕を目一杯振りながら大さんがやって来た。
相変わらず、力を込めたら悲鳴をあげそうなぐらい、骨が透けて見える程に痩せ細っている大さん。
「やぁやぁ神君、近々来るとは思っとったよ。古川が行ったんじゃろ?」