冒険少女
はじまりは突然に

突風

ビュッッッ

……なにかが吹いた。


それは思いがけず、イガイな場所で。


私は一人、周りを見回した。


「誰も気づいていない。」


-なんで風が吹き抜けたんだろ…??

-でも、……まっいっか。



飛行機は無事成田を離陸し、もうすぐ雲を抜ける。

窓の外は、霧が晴れるよいに明るくなっていく。

-あぁ~太陽の光が見えてきた♪



-ほら、遠くに強く輝く太陽が…

-……あれ?

-あれはなに?

-太陽…じゃない!




「人だ!!」



少女は雲の上に立つ人を見つけた。
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