冒険少女

見えない体

「シュガー??」


「ん?何?」


-えっ彼はいるんだ。
どこに?全然見えない…
「すぐ隣にいるよ。
そうか、体が消えて俺って認識できないんだな。
ちょっと待って!」


あたりの空気が一瞬ヒヤッとした気がした。


数秒後、ゆったりと緑の煙のようなシュガーの体が浮かびあがった。

でも、前より輪郭がぼやけてる。
空気とすぐに解け合っちゃいそうに繊細な体…。
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