冒険少女

憧れ

-そんなことを言われたいんじゃない。

「かみあわない。」

私はつぶやいた。

彼と私はものの考え方が違うっていうか…欲しいものが違うっていうか…。

「かのんは憧れてるんだよ。きっと…」
シュガーが言った。

「特別ってものに憧れてるんだ。」

-やっぱり、かみあわない。


太陽に近づくにつれ、何かがおかしくなり始めたのだろうか。

電磁波で脳がやられてきてるのかもしれない。


それよりも、シュガーには私の考えていることはわかっても、心はわからないのかもしれない。
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