小さな恋

結花『智ちゃ〜ん!遊ぼ〜!!』

私は智ちゃんのいる2階に向けて叫んだ。

智輝『うん!ちょっと待ってて!今、行くから』

“ダダダッ”
智ちゃんの走ってくる音が聞こえる。

智輝『お待たせ!』

智ちゃんの満面な笑み。

私はそれが見るのが好きだった。

智ちゃんの笑顔を見るとこっちも楽しくなってくるから。

結花『ねぇねぇ、たくちゃんも呼ぼうよ♪』

智輝『うん!そうだね』


たくちゃん家まで手を繋いで歩く。

私は楽しくてたまらなかった。
せ〜の。

結花・智輝『たくちゃーん、あ〜そ〜ぼ』

匠『うん!遊ぼ』

私は空いていたもう1つの手をたくちゃんの前に差し出す。


するとたくちゃんは嬉しそうに握ってきた。


3人で手を繋いだままで、

結花『今日は何して遊ぶ!?』

智輝『鬼ごっこ!』

匠『いいねやろうやろう!!』


結花『そうだねじゃあ、誰が鬼の役する?』

智輝『じゃあ、僕やるよ2人とも、10秒数えるから逃げてね〜』

結花・匠『は〜い』

智輝『じゃあいくよ〜。い〜ち、に〜……』

結花『キャー逃げろ、逃げろ』

匠『わー!!』



智輝『きゅ〜う、じゅう!!行くよ〜、それ〜』


結花・匠『キャー・ワー』

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