Better half
――けど、それとこれとは別問題。

「とにかくねっ」

──ピンポーン

言いかけた時に、インターホーンが鳴った。

ユウが来たんだ。

「あっ!ユウが来たからっ!とにかく、はやく迎えに来てっ!」

「《…あっ……》」

何か言い掛けた栄祐。

「じゃっ!待ってるからっ!」

私は、一方的に言って、携帯電話の終話ボタンを押した。

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