花火☆letter
「別にお前と神岡付き合ってるわけじゃないんだよな?」
「あぁ…」
「そうか。
それだけちゃんと確かめたかっただけだから」
そう言うと、本宮はロッカーを閉めて、素早く練習着に着替え始めた。
「凜花と……」
「えっ?」
「凜花と付き合うのか?」
俺の質問に、本宮の着替える手が止まった。
そのまま本宮は俺を見て、冷静に答えた。
「お前に関係ないじゃん」
ズキンッ////
確かに……
俺には関係ないことだ…
「フンッ…そうだな。
先行ってるよ!」
俺は笑みを浮かべながら、部室を後にした。