花火☆letter



「別にお前と神岡付き合ってるわけじゃないんだよな?」



「あぁ…」



「そうか。

それだけちゃんと確かめたかっただけだから」



そう言うと、本宮はロッカーを閉めて、素早く練習着に着替え始めた。



「凜花と……」



「えっ?」



「凜花と付き合うのか?」



俺の質問に、本宮の着替える手が止まった。


そのまま本宮は俺を見て、冷静に答えた。



「お前に関係ないじゃん」



   ズキンッ////


   確かに……


俺には関係ないことだ…



「フンッ…そうだな。

 先行ってるよ!」



俺は笑みを浮かべながら、部室を後にした。



< 14 / 36 >

この作品をシェア

pagetop