花火☆letter


2時間程勉強すると、時計は21時を回っていた。



丁度その時、ベッドの上に転がってる携帯が音を立てた。



♪~♪~♪~



「もしもし?」


『雄大!窓!!』


相手は凛花だった。


俺は言われるまま、部屋の窓の前に立った。


カーテンを開けると、隣の家の窓から、凛花が携帯片手に、手を振っていた。



携帯を切り、お互い窓を開けて喋り始める。



「どうした?」



「勉強してた?」



「おうッ//お前は?」



「ちょっと息抜きしたくなって…

ねぇ、これやらない?

去年の残り、見つけちゃった」


凛花が手に持っていたのは、去年残ったという

  【線香花火】



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