「傍にいてやんよ」



「ん?」


カバンを机の横にかけながら席に座り、顔を傾けた。


「さっき、そうたの弟に会ったの」


「え?まじ?晴に?」


少し驚いたみたい。


「うん。あたし、そうたかと思って声かけちゃって‥‥それで」


「ははっ!さすがかすみ(笑)」


「‥‥ん?」


さすがあたし?


「いやいや(笑)でも晴と俺、そんな似てた?」


「後ろ姿そっくりだったよ」


「まじ!(笑)」


< 130 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop