「傍にいてやんよ」
……え?
「そういう嘘はいらない」
嘘じゃないの。
「……本当だよ?」
信じてくれないの?
いつからあたしたち、こうなっちゃったの。
「…そんなん俺に言わなくていいだろ。別に付き合ってるわけでもねぇし」
さらっと言ったその言葉に、涙がこぼれた。
「戻りたい……っ、あたし、そうたともっと一緒にいたい……前みたいに笑ってたい……本当は毎日一緒に帰りたい……」
思ってたこと、口に出したら止まらなくなった。
「は?おい、かすみ…」
「最近放課後、ずっとはる君と会ってたのはっ……」
涙と共に、次から次とあふれる言葉。
「そうたのこと、いろいろ聞いてたの……」