「傍にいてやんよ」



「あたし、そうたが………………………………………好き」


やっと言えた。
言った途端、颯太に抱きしめられた。


「…ごめん」


彼のその言葉に、余計、涙が止まらなくなった。


「俺、すっげー勘違いしてた。かすみ、いきなり一緒に帰ってくれなくなったと思えば、晴と会ってるし、それで告られたとかいうから、二人付き合ってんのかな……て」


そうだと思った……


ていうか…


「あの……いつまでこのまま…」


ここは公園。まわりなんてどうでもよかったけど、ずっと抱きしめられたままだったから//


「もう少し、このままできいて?」


なに……?





「俺、」


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