「傍にいてやんよ」


人生三度目の転校初日。


初めての街、


雑踏の中、


憂鬱な気分で同じ制服の流れにのって歩いた。


匂いも、雰囲気も、全然違う。


都会ということを、空の低さが教える。


と、上を見上げた瞬間、頬に冷たいものが落ちた。


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