「傍にいてやんよ」

つないだ手




ひぐらしの鳴き声が響きわたる、夕暮れ。


彼の少し後ろをついて歩いた。


「あ‥‥そういえばさ、//」


そわそわした様子の彼。


いきなりどうしたのかな?


「8月11日って、空いてる?」


‥‥え、8月11日?


何の日だろ‥‥


「‥‥うん、大丈夫」


「じゃあさ‥‥」


< 89 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop