告白
7月、もうすぐ中学校はじめての夏休み。
みんななんだかそわそわして落ち着かない毎日をおくっていた。
そんな時に、たまたま清水くんのクラスの前を通ったら、男子の騒ぐ声が聞こえた。
「いいだろ、見せろよー。」
「ダメだ。返せ。」
「どうした?」
「清水ラブレター書いてたんだぜー。」
「「「えー!」」」
女の子たちのびっくりした声。
えっ、清水くん!
ラブレター!
私は足が動かなくなり、廊下に立ち止まる。
「「「いやー。」」」
女の子の悲鳴。
「どれどれ、えーと『あなたに会いたい。会って話しがしたい』」
「バッ、バッカ、読むんじゃねー。」
机と椅子がぶつかり会う音が聞こえる。
清水くんがラブレターを取り戻そうとしているらしい。
「あーあ、取られちゃった。」
「おまえ、ふざけんなよ。」
「だってよ、モテモテのおまえがラブレター書いてんだぜ。
みたくもなるだろ。
相手誰だよ。
教えろよー。」
「誰が教えるかよ。
つーか、ラブレターじゃねーし。」
「はぁ?
それどう考えたってラブレターだろ。
まー、おまえがラブレター書くぐらいだから、すごくかわいいこか?
それとも綺麗な美人か?」
「うるさい。」
「えー、教えろよ」
「うざい。」
「教えろ、教えろ教えろ教えろ教えろ…………。」
「あー、うるさい、うるさい!
すっげーすてきな子だよ。はい、話し終り。」
まだ教室はざわついていたけど、私は動かない足を無理矢理動かした。
みんななんだかそわそわして落ち着かない毎日をおくっていた。
そんな時に、たまたま清水くんのクラスの前を通ったら、男子の騒ぐ声が聞こえた。
「いいだろ、見せろよー。」
「ダメだ。返せ。」
「どうした?」
「清水ラブレター書いてたんだぜー。」
「「「えー!」」」
女の子たちのびっくりした声。
えっ、清水くん!
ラブレター!
私は足が動かなくなり、廊下に立ち止まる。
「「「いやー。」」」
女の子の悲鳴。
「どれどれ、えーと『あなたに会いたい。会って話しがしたい』」
「バッ、バッカ、読むんじゃねー。」
机と椅子がぶつかり会う音が聞こえる。
清水くんがラブレターを取り戻そうとしているらしい。
「あーあ、取られちゃった。」
「おまえ、ふざけんなよ。」
「だってよ、モテモテのおまえがラブレター書いてんだぜ。
みたくもなるだろ。
相手誰だよ。
教えろよー。」
「誰が教えるかよ。
つーか、ラブレターじゃねーし。」
「はぁ?
それどう考えたってラブレターだろ。
まー、おまえがラブレター書くぐらいだから、すごくかわいいこか?
それとも綺麗な美人か?」
「うるさい。」
「えー、教えろよ」
「うざい。」
「教えろ、教えろ教えろ教えろ教えろ…………。」
「あー、うるさい、うるさい!
すっげーすてきな子だよ。はい、話し終り。」
まだ教室はざわついていたけど、私は動かない足を無理矢理動かした。