告白
きらりの言葉は、私の胸に刺さった。
考えれば考えるほど、迷惑以外考えられない。
こんなデブな私に告白されるなんて、清水くんには迷惑しかないだろう。
私、告白すら出来ないのかな。
「もしかして、告白する気?」
きらりのするどい質問。
デブな私が、テニスコートの王子様と言われる清水くんに告白なんて、恥ずかしくて、親友のきらりでも言えなかった。
「ど、ど、どうして、わかったの?」
「奈津美の様子見てれば、分かるよ。」
当たり前のようにきらりは言った。
私そんなにわかりやすい?
「こんなデブな私が、テニスコートの王子様って言われてる清水くんに告白するって、迷惑?」
きらりが私をじっと見つめる。
告白なんて言ったから、驚いているんだろな。
「あのね、奈津美。」
しばらく私を見つめてたきらりが話し始めた。