僕の恋愛100パーセント。アスターの思い
2
携帯を手に入れるのは簡単だった。新規0円だったから。だけど問題もでてきた。毎月の支払いという。

夏美の協力により一歩を踏んだと思ったが、どうやら間違った方向に第一歩をきざんだようだ。もしかするとゴールとは反対に。

僕たちは拠点を放送室に移していた。毎日、ファーストフードなどを使っていてはお金がもたない。放送室にはポットが唯一置いてあり、放送部に入れば自由に使ってよかった。苦肉の策で僕たちは入部を決意したのだ。

幸い、放送部は僕たち三人だけだった。することと言えば昼休みに音楽を流すだけ、流さなくてもよかった。顧問の先生はたまに顔をだしたけど。これといって問題はない。

< 11 / 58 >

この作品をシェア

pagetop