僕の恋愛100パーセント。アスターの思い
僕たちのわだかまりは、日をますごとに深刻なものになっていった。夏美は僕たちのクラスにも放送室にも顔をださなくなり、同じクラスの雅とも、ほとんど会話をしなくなっていた。

誰が悪いというわけではないのだけど、それぞれが自分を責めていたからだろう。

夏美は言い過ぎた。雅は勇気をだせなかった。そして僕は、何もしなかった。

あの時どちらかを追い掛け、話しをしていれば結果はかわっていたと思う。

こうして僕たちは放送室に近寄らなくなり、一学期の終了とともに夏休みに入っていった。

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