僕の恋愛100パーセント。アスターの思い
夏美は呆れた顔でこう言った「ここまでくればストーカーね。あおいが知ったらひくわよ」って。続けて「あおいのどこが好きなの?返答しだいでは会わしてあげるわ」、と。

僕は悩んだ。顔で一目惚れとかビビってきたなんて言ったら絶対断られる。僕は悩んだあげく「先ずはドトールに行こう。立ち話しもなんだし」と言った。夏美は抜目ない女だ。

「当然、けんけんのおごりね」

「はいはい、わかりました。」

雅もすごい友達をもったものだと思った。ドトールまでのみちのりはわずか5分、それまでに夏美の納得の行く説明を考えなければならない。それは僕にとって大きな一歩を踏み出せるか、踏み外すかがかかっている。頭の中がパニック状態のままドトールにたどり着いてしまった。
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