僕の恋愛100パーセント。アスターの思い

橋から僕は歩いて家に帰った。やすぽっいヒロイズムに取り付かれたのだろう。だけど本当の辛さを知ったのは冬休みに入ってからだった。

冬休みまでの登校はいつものように二人で通い、たわいのない話しをしていた。

そして冬休みに入りあおいの携帯にかけると、あおいはいっこうに電話をでてくれなかった。

あおいは終業式の日に僕に大切にしていたお手製のしおりをくれた。紫の花がえがかれた、あのしおりを。

そして僕たちは別れの言葉もなく離れてしまった。

数日して、あおいの携帯は解約され、そして僕も携帯を解約した。あおいと繋がらない電波など意味がないから。