poco a poco~少しずつ~ 【短編】
流れる水のように



止まることなく奏でられる旋律(メロディー)。




アレグロ・ヴィヴァーチェのテンポで



鍵盤の上を快活に動いていく指先。




その「音色」が




あまりにも美しく




あまりにも輝いていたから






動くのを忘れて




ドアの前に立ち尽くし




キミの「音色」に聞き入っていた。



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