poco a poco~少しずつ~ 【短編】
「ドアの外にいられると集中できないから」



そう言って微笑んだ



キミの笑顔に



少し見とれた。




そして



僕はその日から



音楽室の中に入り



ピアノに一番近い



特等席を1人で陣取り








キミの「音色」を聞き続けた。
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