カエシテ
食事を済ませ、ぶらり散歩でもしようかという話になった。



彼は私の手を握りしめ、ブラブラと歩き始めた。



『俺んち来る?』



















え??




















「家??家はちょっと…」



何やら携帯で、家に誰かいるかメールをしている様子だ。



『ごめん。家に親いるや…。駅の近くのホテルでもいい?ゆっくりしよう。』



私は彼を疑わなかった。



それがいけなかった。
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